花や緑と上手につきあう。それは、なんと言っても、花や緑にあなた自身が変身すること。
どんなところで暮らしていたの？ 森の中で、ミネラルいっぱいの水を飲んでいたの？ それともカラカラの砂漠のようなところにいたの？
どちらにしても水はかかせませんね。 今日、いや、暇さえあればしょっちゅう、水を足したり、枯れた花や葉を取り除いてあげてください。人間といっしょ、花だって快適でお腹いっぱいのほうが、元気で幸せにいられるんです。
フィオリスタ ベリータの花たちをお届けできますこと、誠にありがとうございます。 お届けした花たちをより長く楽しんでいただくために、以下の点にご注意ください。
【アレンジメント】(バスケットなどの器に活けてあるもの) 包装をとり、水差しなどでお水をあげてください。 エアコンの風や直射日光を避けて、涼しいところに置いてください。 尚、器のお水は毎日注ぎ足してください。
【花束】 お受取りになりましたら、根元を5mm以上、斜めに切り直して（貯めた水の中で切ると、より効果的です）から花瓶などに移してください。その際、水に浸っている葉は取り除いてください。 またお付けしております”切花ながもち液”を入れると、長持ちするうえ、水が濁るまで水替え不要です。
水は毎日替えた方が良いですか？ お水は時間の経過とともに、バクテリアを発生させ、水を汚します。 また、バクテリアが花の茎を上がって、花を傷めてしまうため、導管（水の通り道）を詰まらせてしまいます。 基本的には毎日水を替えるのが理想的ですが、ベリータでお買い上げいただいた花にお付けしている”切花ながもち液”を入れることで、水の濁りが目立つまで取替え不要です。また、花瓶などはよく洗って清潔にしてください。バクテリアの温床になります。
花の頭がすぐに下がってしまうのですが… 栽培上の問題と、その後の手当ての方法など、原因は色々と考えられます。 かなり専門的なことなので、それは花屋自身の仕上げの腕と言えるかもしれません。 ベリータでは長年の経験と情報収集により、「これは○○産で、誰々さんが作っているもの」という風に、常によい品物を仕入れるように努力しています。
その後の手当てというところでは、市場で入手した花はなるべく早く、1本1本丁寧にその花に一番適したと思われる方法で水上げをしています。
一般的に、水が上がっている状態とは、吸水と蒸散のバランスがとれていることで、水が下がるというのは、吸水不足か蒸散が多いということです。 吸水不足は水切りや水替えなどでバクテリアを少なくすることで、防ぐことができます。
蒸散について 室温が高すぎると蒸散を促進させるため、15℃〜20℃くらいが望ましく、強い光は避けてください。 葉が多すぎると水分損失が大きいため、できるだけ葉の枚数は少ない方が良いです。 また、エアコンの風が当たるところは、非常に良くないのでエアコンの風が直接当たらないところへ移してください。
枯れている花びらは取り除いた方が良いですか？ 特にバラの花びらなどに多いのですが、花びらの一部がシミのように枯れてしまっているものがあります。これを「花しみ」と言います。 あまり気付かないで、花しみが原因でバラの花を枯らせてしまうことが多いです。 きちんと手当てしてあげれば、花全体が枯れるのを防げるので、ぜひ気を付けて手入れしていただきたいです。 バラ農家の方々は丹精込めて育て、1本1本丁寧に収穫されているのですが、どうしても天候や流通の過程などで花びらが水分を含んでしまうことがあります。目立たないものなので、市場ではほとんどわかりません。
時間が経つにつれ、長いもので3〜5日してシミが出始めることがあります。どんなよいものでもシミが出ることがあります。バラは外側に多く、花びらの枚数が多いものは内側にも出やすいです。 最初は、プスッと針穴程度に透けて、時には茶色っぽく、触ると腐っているため穴が空きます。 そのままにしておくと、シミは花びらの付け根に向かって広がっていき、1〜2日で根元まで達し、花全体を枯らせます。
できるだけまめに観察してあげて、シミを見つけたらその花びら1枚を付け根から取り除いてあげてください。 このように、毎日少しだけでも花と会話してあげてください。それだけで花たちも喜んで元気に美しく咲いてくれるはずです。
